ゆかこの部屋

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豊洲市場で感じた“想像力”の欠如|東京都江東区

世間を騒がせた築地&豊洲問題ですが、豊洲の維持費1日700万円って、ちょっとどうかしてますよね。

東京五輪にしても、金額が大きすぎてもう、感覚が麻痺してしまいました。五輪を呼ぶと、1人当たり○○円かかりますって、説明してくれる人いないかな?

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1日当たり10000匹買えます  

さて、10月1日のことですが、築地&豊洲の見学をしてきました。

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連日の報道のせいか、市場は花火大会並みの混雑!想像以上の活気は、さすが日本一の市場です。

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昼食には「鮪のほじほじ定食」なるものもいただき、切り身では分からない鮪の大きさや、本物の赤身を堪能しました。市場も鮪も、百聞は一見に如かずです。

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そして楽しい築地の後は、渦中の豊洲新市場へ。

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これだけ有名になったのに、壁面の市場名が“覆い隠されて”いたり、工事発注者の名前が“貼り替えられて”いたり、報道記者じゃあるまいし、まるで政治サスペンスでも追及している気分。

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そんな中、私が最も気になったのはこれです!

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新しい“魚市場”になるところ

見えますか?電気がつきっぱなしなんです。市場関係者はもちろん、工事関係者もいない空間に、灯りが灯っているんです。

親に習わなかったのでしょうか。必要のない電気は消しなさい、と。1日700万円が、これじゃ都民も怒りますよ。

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逆に築地は省エネな感じ

さて、都庁の組織としてのずさんさが明るみに出たわけですが、この種の問題って実は黒幕らしい黒幕がいることは少ないんですよね。むしろ個人個人が、ちょっとだけ想像力を欠いていた、みたいなことが多い。全員で考えたから大丈夫だよねって体制が、1人1人の責任を薄くしてしまい、実は真剣に考えてる人いなかった、みたいなね。電気つきっぱなし問題のように。

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というのも実は私の会社、数年前に違法行為ではないけど、社会的バッシングを受けたことがあります。

私は関係ない部署にいましたが、傍から見ると確かに、組織の都合に寄り過ぎて、想像力を欠いていた気が。

その後はユーザー側に意見を聞いたり、責任を明確にする仕組みを作ったりして、多少改善されました。ときどき忙しすぎて、疎かにしたくなることもあるけど…。

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豊洲は当初、市場関係者にとって使いやすい設計になっていない、とかで問題になったんですよね。

教科書通りの意見ですが、こういう問題を防ぐには、想像力を磨くか、コミュニケーションを丁寧にするしかありません。

それができないほど忙しさなら、効率を上げるより業務量を見直す!それが安全というものです。…自戒も込めて。