ゆかこの部屋

小さな幸せを集めて貯めるblog

ビール醸造家への道 -12-

東京は「東京マラソン」だったんですね〜。

「東京は」っていうより「日本は」っていいたくなるぐらい、別世界感あるんですけどね〜。

…さ、淋しくなんかないんだからねっ!!

 

さて、実習3日目は60本の樽洗浄でした。

外は普通にスポンジで洗い、中は特殊な機械で洗う。もう、アライグマか!っつーぐらい洗いました。

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え?醸造研修なのに「醸造」してないって?

そうなんですよ。

クラフトビール醸造家だからって、いわゆる醸造麦芽やホップでビールを作ってばかりいるわけじゃありません。

クラフト=手仕事ですから、洗う、詰める、運ぶ、がいちいち手仕事。ここに工数割かれるんです。

 

今日感じたことは、この仕事、誰にでもできるわけじゃないなってこと。

いや、洗う、詰める、運ぶは、正直いって誰にでもできます。技術的には。

しかし、この途方もない肉体労働に耐えるには、よほどのビール好きでなければなりません。

目の前にある大きな樽。洗っても洗っても出てくる多くの樽。

ゴシゴシ磨く手仕事の先に、楽しい酒宴を想像できるか。そこでの出会いによって、花開く人や救われる人を想像できるか。

仕事は、何をするか(What)ではなく、何でするか(Why)が重要だというけど、これこそまさに私の動機。ビールを楽しんだ経験だけがモノをいう瞬間です。

今日は小さなミスをしたり、どん臭い自分を露呈したりもしたけど、泡まみれになりながら感じたこと、忘れないようにしようっと。