働く女と体の問題
私の同僚で、最近プレッシャーの重い仕事を任されていた人が、流産しかかっているらしい。
任せた本人は「残念だったね…」みたいな感じなのだが、端から見ていた私は「胎児とはいえ、会社って人ひとり殺せるんだな」と、感じている。
女の体は繊細だ、ということを多くの男は知らない。
女には複雑なホルモンバランスというものがあって、生理周期に応じて、毎日天気が巡るごとく、晴れたり曇ったりを繰り返している。男みたいに単純に、「毎日晴れてまーす」みたいのとは違うのだ(知りませんが)。ただでさえ不安定なところに、台風(=大きな刺激)なんか来たら災害だって起こるだろうが。
くだんの同僚は39才。見るからに女らしく繊細な人で、その丁寧さみたいのが買われ、重い仕事を任されたわけだが、彼女の長所や頑張りが、こんな結果につながるなんて。もう妊娠しやすい年齢でもないのに。
(胎児も含め)自分を守れるのは自分だけだ。と、久しぶりに感じた。
ちなみに最近の私は、具合悪いときはしっかり具合悪いアピールをして、具合悪そうな後輩にも、しっかり具合悪いアピールをするようアドバイスしている。潔くないとは感じつつ、生き残るには重要なこと。自分の体はこれしかないのだ。
全力なのは良いことだ
全力になれるのは、無条件で良いことだ。
ときに、周囲との温度差が生まれたり、それゆえ、惨めな思いをすることもある。
それでも、全力になるのは良いことだ。
最悪なのが、誰も全力でないこと。さっさと辞めたほうが良い。
自分だけが全力でないのも寂しい。惨めな思いは避けられても、代わりに何かが満たされるわけではない。
満たされたいと思ったら、やはり、全力で取り組むほかない。
失敗するかもしれない。惨めな思いをするかもしれない。
だけど、「全力になれること」に、いつでもどこでも出会えるわけではない。
せっかく出会えたチャンスなら、わざわざ放棄することもない。
全力になれることこそが、「いつか満たされるかもしれない」チケット。
温度差や、惨めな思いは学びに代えて、逃げずに正面から行くことだ。
「バーのママ」がやりたい
「LIFE SHIFT」って本によると、我々世代は、なんと100才まで生きるらしい。
祖母は91才で健在だが、自分はもっと生きるのか…。
なんて考えると、老後の資金と同じぐらい、「人生に飽きてしまわないか」が心配になる。私はとっても飽きっぽいのだ。
想像してみよう。
「あ~やり切ったわ!」っていいながら死ぬのが目標なのに、やり切ってもやり切っても、命はまだある、ということが起きかねない。「やること」が尽きぬよう、どんどん種を蒔かなければ!
ということで早速、あるバーのオーナーに「1日ママやらせて!」と打診。
構想自体は4年前からあったが、「失敗してもいけないし」ってことで、なかなか言い出せなかったのよね。
しかーし!
「LIFE SHIFT」って本によると、「やりたいこと」ってのは「無形資産」といって、「有形資産」(≒老後の資金)と同じかそれ以上に重要なんだと。「やることが尽きないか」心配してるってのに、失敗とか気にしてる場合か!
そして、
一見アホな(?)相談を聞いてもらえるコミュニティってのも、長寿化時代には重要な「無形資産」になるらしい。私は資産家になるのだー。
ということで、飽きっぽい上に忘れっぽい私ですが、書いた以上は実現するので、皆さまご来店くださいね♪
ファッションは女の喜びって、38才にして分かった
ファッションが楽しい。
二神弓子さんのメソッドに倣い、自分に似合う(らしい)服を着ていたら、打率10割で褒められた!(まだ2日だけど)
「今の自分」に似合う服|植村美智子
菊池京子さんのコーディネートに倣い、服を組み合わせていたら、1週間分のコーディネートができた!(1日1着しか着れないけど)
とにかく、寒さを凌ぐ以外の理由で、服を着るのは楽しい!人生における奇跡!
ということで、コーディネートの記録。
Kyoko Kikuchi's Closet | 菊池京子のクローゼット [ K.K closet ]
6/22(木)
6/23(金)
6/24(土)
6/25(日)
6/30(金)
スタンスUPの読書|2017年6月
青木理の抵抗の視線|青木理
・今の日本は「戦後」じゃなく「戦前」かもしれない
・貧富の格差が広がり、将来に対する漠とした不安が、弱い立場の者や分かりやすい敵叩きという不寛容に繋がっている
・日本がもう少し早く降伏していれば、朝鮮半島は分断されなかったかもしれない。その後、朝鮮戦争による特需で高度成長した日本は、朝鮮半島から見ればズルくも見える
・曲がりなりにもEUを作ったヨーロッパに対し、アジアは未だに70年前のことで喧嘩ばかりしている
・『風立ちぬ』に対する中国の反応=政治体制的に公開はムリ(建前)だが、DVDは売れるからOK(本音)
・戦後日本は、多くの苦しみを周辺部の人に押しつけ、果実としての反映のみを貪ってきた
・ドイツでは原発を考えるのに、安全面だけでなく倫理面からも検討する
・「ジャーナル」は「日々綴る」という意味。ジャーナリストは日々、歴史のデッサンを描く人
強く生きるノート|本田直之ほか
・常識に縛られたくなければ、リスクを取る覚悟が必要
・自分で選択して、何を削るのか、何を減らしていくのか決断する
・税金の高い北欧で暮らしてるつもりで、シンプルに生活するトレーニングをする
・情報収集する前に「どんな情報があれば判断できるか」を考えておく必要がある
・人にはそれぞれの価値観(判断基準)がある。それが自分のアタマである
・自分な心の中にいる「気に入らないから自分」を否定せずに受け止め、客観的に見つめれば負の感情は消える
・貪欲、怒り、無知は三毒。ゴールは執着しない、受け入れる、目の前のことに集中すること
・人の感情は諸行無常であてにはならない
・遺伝子が画一化していると成長期にはいいが、一網打尽にもされやすいので、結局、多様化しているほうが高いパフォーマンスをつくりだせる
・これまでの秩序を乱す変化に対して、(たとえ必要な変化だとしても)社会はものすごく強く抵抗するもの
・人工減少社会では、一人ひとりが「革新」「工夫」を起こさないと生き残れない
・基本に忠実に、但し非常に革新的にやることが大切
・成功したときこそ改革
・データも大切だが、まずは自分で信じる戦略を作ること
・課題解決が難しいほど、不可能であるほど、実現したらチャンス。他社にはそれができないから
・成功体験ばかり基準にしていたら思考停止する
・限られた資源をどう増やし、分配し、社会全体の幸福に寄与できるか考えることが仕事
・アイデアを生煮え状態で「世の中に出す」ことで前に進む
スノーデン 日本への警告|エドワード・スノーデン
・今や民主主義とは、引き継がれてきたものの上にあぐらをかいていれば良いものではない
・人生には、易きに流れる道と正しい道のいずれかを選ばなければならないときがある
・マス・サーベイランス(網羅的監視)の下で、法律上政府の把握が禁止されている情報は、今、ここで直接話している内容だけ
・政府は合法的に非道徳的な活動ができる
・日本では、テロリストに殺されるより風呂場で滑って死ぬ確率の方が高い(のに、「テロ対策」の名目で好きなように操られている)
・市民が耳にする内容を決めるのは、政府ではなくメディアの役割
・権利は弱い人を保護するために存在するもの
・アメリカでは3億3000万人の国民をマス・サーベイランスした結果、ひとつのテロも防ぐことはできなかった
・新しい法律やシステムについて議論が矮小化されるばかりで、国家権力の暴走に歯止めをかけようといった本質的な議論にはなかなかならない
・現世代の解決策は、次の世代の失敗の原因となり得るもの。恒久的な解決策は存在しないからこそ戦い続けなければならない
LIFE SHIFT|リンダ・グラットン
・人生が長くなると、人生の途中で変身を遂げる必要がある。そのために人的ネットワークを広げ自分とは異なるロールモデルを見つけ、新しい選択肢を知ることが必要
・長寿を厄災にしない方法は、マルチステージの人生を実践すること
・100年ライフでは消費とレクリエーション(娯楽)の比重を減らし、投資とリ・クリエーション(再創造)の比重を増やせる
・20才の自分が今の自分をどう見るかではなく、70才、80才、100才の自分がどう見るか
・創造性、共感、問題解決についてはロボットより人間が優位
・友人関係や知識や健康も「資産」。財産と同じくメンテナンスと投資をしなければ価値は減少する
・無形の資産は、生産性資産(スキルと知識)、活力資産(健康)、変身資産(自己理解と人的ネットワーク)
・長く生きる時代には、自分と相性の良いものを見いだす資質が重要
・バランスの取れたポートフォリオが必要。①収入、貯蓄②評判、スキル、知的刺激を維持できる仕事③新しいことを学び、やり甲斐を感じる役割を担うこと
・ありうる自己像が現状より魅力的に見えるところから移行は始まる
・個人レベルでの自己改善への投資活動に力を入れるレジャー産業が発展するかも
・長寿化で子育てに費やされない期間が長くなると、友だち付き合いが生活の中心になるかも
・長寿化の恩恵は、自らの価値観や希望に沿った生き方ができるようになること
テルマエ・ロマエ|ヤマザキマリ
・素晴らしい建造物とは、人間が一所懸命造り、「時間」が仕上げてくれた建造物のこと
一瞬で、金運がアップする!財布の習慣|佐藤伝
・お財布がスッカラカンだと、「不足感」「欠乏感」を常に抱え、独り占めしたりしたくなる
スタイルUPの読書|2017年6月
「今の自分」に似合う服|植村美智子
・「着る服がない」という人には「服を活躍させる」という発想が足りない
・大人がカジュアルを着こなすには、「女性らしさ」や「エレガントさ」を足す必要がある
・コーディネートの中に、かわいい要素を含むアイテムは1点まで
骨格診断×パーソナルカラー 本当に似合う服に出会える魔法のルール|二神弓子
・骨格診断とパーソナルカラー診断は、単なる「似合うファッション」ではなく、「自分の美しさを外に表現できるファッション」を教えてくれる
会う人すべてがあなたのファンになる 一流の魅せ方|鈴鹿 久美子
・「魅せ方」は、なんとなくで決めるな
・「選ばれる自分」を作るには、自分を客観的な数字で計り、他人からどう見えているのかを知ることから
・意外性が色気を魅せる
・一流は、緻密な準備と真摯な振り返りを怠らない
・一流は、「知らないこと」を「学ぶ機会」と捉える
・失敗しても人のせいにせず、矢印を自分に向ける。そうすれば経験となり力になり、信頼を高める要素になる
・誰かの期待に応えてきた自分を振り返り、原点に戻って自分を取り戻し、(必要であれば)批判を恐れず方向転換を打ち出す
・口は命の入口、心の出口
ああ面白かったと言って死にたい|佐藤愛子
・思う通りに運ばれる人生は退屈
・逞しい人間は現実的な力で荒波を切り抜け、非力な人間は精神の豊かさで切り抜ける
・神はさまざまな苦しみを与える代わりに、助けてくれる人も遣わした
・人に対する理解力や洞察力は、知識や勉強ではなく、苦労によって養われる
・平和に生きるために、人への期待を捨てるのは淋しいこと
・決断は何らかの犠牲を産むもの
いい明日がくる夜の習慣|佐藤伝
・眠る前に自分の夢をイメージする
・服を着替えて、「氣」を変える
・電気を消して入浴し、瞑想する
・ラベンダーの香りを嗅ぐ
・心を癒す音楽を聴く
・今日会った人、みんなに感謝する
・自分自身に感謝する
・眠れないときは、感謝のハガキを書く
不倫ってシェアなんじゃないかな?
車や家を買う人が減っている。
人の寿命が延び、何才までに何を獲得しておこう、みたいな価値観が通じなくなってきた中で、車なら「乗れる」こと、家なら「住める」ことという価値を得るのに、必ずしも買わなくていいでしょ、という考え方をする人が増えてきたということだ。
メーカー側からすれば、おいおいって感じだろうけど、車や家なんてものに、そこまで払う必要ないかなって、私も思う。
そんな中、車や家を買わないように、結婚しない人も増えている。
格差社会で、経済的に難しいとか囁かれてもいるが、私は違うと思っている。
子供が欲しい人は別にして、「夫婦になること」そのものに価値を感じない人が増えているのではないだろうか。
人が100才まで生きようという時代に、結婚したら恋愛禁止なんて、AKBじゃあるまいし、それこそどんだけの大枚(我慢)が要るのか。
まして今や、空前の不倫・離婚時代である。こうもあちこち報道されると、いい家や車と同じく、魅力的な異性をシェアする時代なんじゃと思えてくる。
ということでね、古い価値観が通じなくなるこの時代、自分の価値観と経済力だけはしっかりしとこう!と心に決めた次第です。
人生で一番頑張った時代のこと
「寝る前に癒しの音楽を聴くと良い」と聞いて、早速、宮西希さんの「Sunset」を聴きまくっている。
この曲は、2000年代にNHKワールド(国際放送)天気予報のBGMだった曲で、その頃、日本語教員として韓国に住んでいた私は、毎晩、寝る前にこの曲を聴いては、異国で頑張る自分に対する、感傷に浸ったものだった。
当時は正直しんどかった(朝も早かった)。
「日韓の架け橋に!」とか本気で考えてはいたものの、言葉も通じない、身よりもいない異国の地でする未経験の仕事は、辛い:楽しい=8:2ぐらいの生活。
帰り際にバス停で、「今日も生き抜いたね!」と励まし合った同僚や、仲良しの生徒だけは救いだったが、親の反対を押し切った手前、「やり切る」までは帰国することもできなかった。
しかしその分、人や環境のせいにしなくなったというのか、今考えても、人生で一番成長した時代だったのは間違いない。
今も昔も、苦労と成長はセット
さて、寝る前に「癒しの音楽」を聴く効能、私の場合。
あの頃、それなりの苦労と引き換えに、大きな成長ができたこと。そんなことを回想しながら眠ると、朝の目覚めがまるで違う。
今、直面している苦労なんて、どうってことないような気がする。というか、どうってことなんかないんだろうし、もしそれなりだったとしても、それ以上の成長が、約束されている気すらする。
若い頃の苦労って、こうして効くのね。最近、昼間のパフォーマンスが、確かに違ってきています。
スキルUPの読書|2017年6月
エジソン脳をつくる「脳活」読書術|西田文郎
・易しい本、普通の本、難しい本を3冊同時に読む
・右脳と左脳をバランスよく鍛える
・インプット(読書)とアウトプット(行動)を繰り返し成果を出す
・成功は自転車と同じぐらい簡単
セルフ・コーチング入門|本間正人・松瀬理保
・客観的な状況が存在するわけではなく、状況をどう認識するかが、その人にとっての現実である(社会構築主義)
・全身の感覚器官が、目標に対して「YES」を出していることを確認する
・「何かをする」ことは、「何かをしない」という決断を伴う
・新しい取り組みが習慣化するということは、当初違和感のあった取り組みが自然に感じられるようになること。定着までは、自分へのインセンティブを用意するのも効果的
・失敗を失敗と呼ぶな。「未成功」と呼ぼう
苦手な人が気にならなくなる本|山﨑洋実
・ありがとうファースト
・人の行動が変わるのは、目標ができたときと危機感を持ったとき
・チームで仕事をする際は、全員が同じゴールを目指すこと
・怖がらず人にぶつかり縁を広げることで、チャンスはやってくる
・YESで相手の感情を丁寧に扱う
・怒りの裏には、期待、心配、悲しみなどの一次感情が隠れている
・失敗したときに「WHY」を考えない。未来に向かって「HOW」を考える
考える力をつくるノート|茂木健一郎ほか
・自分の才能を引き出すには、行動して、人に出会い、新しい自分を発見すること
・クリエイティブ合気道
・明日は二度と来ないかもしれないからこそ、今日の1日を素敵に過ごす
・始めからではなく終わりから、現在からではなく将来から、自分からではなく相手から、手段からではなく目的から、できることからではやくやるべきことから考える
・強く賢く生きるには、自分で設計図を書き、材料を考え、加工して価値あるものを作り出すべし
・できることが半分ぐらいないとやる気にならないが、100%できることでも、脳が錆びてしまう
・ブランディング.市場価値を見極める、魅せ方を工夫する、人間関係を大切にする
・不確実性の世界では、過去の膨大なデータから予測するより、現場で感じたことから予見するほうが正しいことがある
・暗黙知とは、認識しているはずなのに言葉にできない知覚のこと
・暗黙知を引き出すコツ…ものごとを頭ではなく心で覚えておく
問題解決に効く「行為のデザイン」思考法|村田智明
・世で求められるデザインは、必ず3つのプロセスを経る。①どんなユーザーが経験するか(プランニング)②どんなUIとビジュアルにするか(可視化)③こんなものを作った、今までにない体験を提供できる(告知)
・「バグ」を解消するには、ユーザーの時間軸を考える視点が不可欠
・「目的」「人」「手段」の組み合わせで考える
・「行為のデザイン」の基本は、人間の厚意にデザインを沿わせること。行動を止めてしまうポイントを探し出し、そこをデザインする
・人の一生を超えて愛されるものには「サムシング・インサイド」(精神的なもの、感情的なものなど、人間に影響する魅力や、最後に残る根幹)がある
・見ただけで役割が分かる、何か決まった扱いをしたくなるものがアフォーダンスデザイン