「寝る前に癒しの音楽を聴くと良い」と聞いて、早速、宮西希さんの「Sunset」を聴きまくっている。
この曲は、2000年代にNHKワールド(国際放送)天気予報のBGMだった曲で、その頃、日本語教員として韓国に住んでいた私は、毎晩、寝る前にこの曲を聴いては、異国で頑張る自分に対する、感傷に浸ったものだった。
当時は正直しんどかった(朝も早かった)。
「日韓の架け橋に!」とか本気で考えてはいたものの、言葉も通じない、身よりもいない異国の地でする未経験の仕事は、辛い:楽しい=8:2ぐらいの生活。
帰り際にバス停で、「今日も生き抜いたね!」と励まし合った同僚や、仲良しの生徒だけは救いだったが、親の反対を押し切った手前、「やり切る」までは帰国することもできなかった。
しかしその分、人や環境のせいにしなくなったというのか、今考えても、人生で一番成長した時代だったのは間違いない。
今も昔も、苦労と成長はセット
さて、寝る前に「癒しの音楽」を聴く効能、私の場合。
あの頃、それなりの苦労と引き換えに、大きな成長ができたこと。そんなことを回想しながら眠ると、朝の目覚めがまるで違う。
今、直面している苦労なんて、どうってことないような気がする。というか、どうってことなんかないんだろうし、もしそれなりだったとしても、それ以上の成長が、約束されている気すらする。
若い頃の苦労って、こうして効くのね。最近、昼間のパフォーマンスが、確かに違ってきています。