ゆかこの部屋

小さな幸せを集めて貯めるblog

W杯で思い出すこと

2010年W杯が開幕。

昨日のカメルーン戦は、粘り強く守り抜いて勝利した。次のゲームもきっと目が離せない…けれど。

W杯で思い出すのは、2006年ドイツ大会。私はその頃、韓国にいた。

3戦全敗の日本に対し、強豪フランスと引き分けるなど、見どころの多かった韓国。深夜のパブリック・ビューイングでは、私も『赤い悪魔』たちと共に、声を枯らし応援した。ちなみに私は、今も昔も親韓的な日本人だ。

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その日、韓国は勝った。

狂喜乱舞する韓国人たち。私も共に、喜んだ。けれど、違った。自分の国とは、はっきり違った。

今更「日本、日本」と思う自分が、自分でも意外だった。何故なら、自分が韓国にいるのは、自分が日本を否定したから、なのに。改めて実感した。否定しようと、どこにいようと、自分は日本に紐づいているのだ。

 

帰国して4年が経ち、2010年。もう1つ自分に、驚いたことがある。

それは、「ベスト4を目指す」という岡田監督を、瞬間的に「甘い」と思ってしまったこと。それは、「入れるわけがない」という意味ではなく、「優勝を狙わないのが甘い」という意味で。4年前の私に、そういう発想はなかったから、帰国してからの環境が、きっと私を変えたのだ。

W杯の思い出に、自分自身が重なって。

次の大会は、どんな自分でいようかなんて、まだ終わってもいないけど、そんな楽しみも、ありなのかもしれない。