ゆかこの部屋

小さな幸せを集めて貯めるblog

ふわふわの思考を整理する|韓国 現地からの報告

ふわふわとした日曜日。

朝食を食べた後、勉強したり散歩したり。ナポリタンが上出来だったこと以外は、可もなく不可もない1日だった。

https://www.instagram.com/p/B_cShRogSKs/

東京の感染者数は72人。

www.nikkei.com

「13日ぶりに2桁」とあるが、ただでさえ少ない検査数だ。週末はもっと少なくなるから、こんな数字を見せられたところで、「ふぅーん」って感じではある。

 

私的なニュースとしては、4/10から始まった空前の韓国ブームが落ち着いた。

この本を読み終わったのだ。

 

ブームの背景はコロナウイルス

早期に封じ込めた韓国と、だらだら感染を続ける日本。両政府の対応の違いを見ていたら、「え、韓国ってこんな立派な国になったの?」っていう、まるで「昔は冴えなかった同級生が、大人になって再会したらめっちゃ綺麗になっていた」みたいな感覚に陥ってしまい、気になって気になって仕方がなかったのだ。

というのも、私は2004年~2007年にかけ、韓国・釜山に住んでいた。

その頃のイメージとして、前を走っていたのは日本だったのに、2020年になった今、まるで「ウサギとカメ」みたいなことが起きてしまった。

その背景に何があったか、今の日本に足りないのは何か、というのを、考えるための1冊だったのだ。

 

本書が取り扱っているのは、2014年~2019年。テーマ立てとしては、セウォル号の沈没に始まり、朴槿恵の弾劾、国民の政治への関心、教育制度、日韓関係、などを経由して、コロナウイルスで結ばれている。

一貫して感じるのは、「政治を政治屋に任せない」市民の姿が見えること。

政府は政府で、セウォル号などの反省から「情報を公開しなければ国民が黙っちゃいない」ことをよく分かっているようだ。

さすがは、80年代後半まで民主化運動を続けた社会である。シンプルだけど今の日本じゃどっちもできない!構造にあることがよく分かった。

ちなみに、日本では韓国=反日という目で見る人も多いけど、本書によると「韓国人は忙しいから、反日どころではない」そうです。

 

改めて「あの頃」に戻って、私の目には韓国人=よく食べ、よく学び、よく働く民族という印象があった。

現に当時、日本に「朝活」という言葉はなかったが、私は夜明けに出社して、朝7時から授業(仕事)をしていたし、朝っぱらから遅刻すらせず集まる生徒を見ていたら、「日本は近いうち、きっと韓国に追い越される」という感覚があった。

そして少なくともコロナにおいて、その日は確かにやってきた。

日本人として、頑張らないわけには行くまい。

 

さてさて、韓国ブームが去った今、次は何を目指そうか。

まだふわふわとはしているが、ヒントにしたいのは次のツイートだ。

「よりよい日本」って、何だろう。

そのために、できることって何だろう。