10日ぶりのブログとなりました。
母からは「死んでない?」と連絡あり。母はこのブログで、娘の生存を確認しているのです。
今週は会社が忙しかった+例の検察庁法改正案です。Twitter民である私は、先週末のデモに参加。その流れで平日も、国会中継を見守っていました。
世論が急速に盛り上がる中で、「は?」という方は一度、これを見てみるのがオススメ。
この法案が通ったところで、急に市民の暮らしが脅かされはしないだろうけど、この法案が通ってしまうと、戦後の日本を支えてきた重大な「前提」が狂ってしまう。その先に待つものは………。
という、TVや新聞が丁寧には伝えない部分や、政治家たちの本音、中でもこれを阻止したいけど「数」では劣る野党議員たちの、真剣な議論を聞くことができます。
「Choose Life Project」とは、
Choose Life Projectは、テレビの報道番組や映画、ドキュメンタリーを制作している有志で始めた映像プロジェクトです。
とあるように、メディア界の有志たちが作っている番組です。
その制作過程を眺めていると(Twitterで分かる)、放映するテーマ決めをした当日または翌日に出演オファー&撮影&放映をしているという突貫工事ぶりで、現在7日連続放映中。「今日にも強行採決か!」と毎日いわれている法案だから、休み返上で頑張っているのでしょう。
その姿勢からは「この法案を通したら日本は終わる」という焦燥感、そしてメディア人としての責任感が垣間見え、一度見てしまったら最後、市民として黙ってはいられなくなるはずです。
さて、検察庁法改正案といえば、有名人による「政治的発言」も話題になりました。
キョンキョンはTBSの番組「報道特集」に対し、次のようなコメントを出したそうです。
政治についてツイートしたのは、選挙には行くけれど政治には無関心な私たちが作ってしまった現実を突きつけられたような気がしたからです。ずっと違和感や不信感を抱いていたけれどその問題を後回しにしていた。そういう大人がきっとたくさんいて、ハッシュタグのツイートに繋がり若い人にも広かったと思っています。そしてそれぞれの心の中で自分たちはこの国で生きているのだということを改めて考えるきっかけにはなったのではないかと思います。
検察庁法改正案「だけに」反対というより、無関心であった自分を懺悔するようなコメントです。
きっとこういうことでしょう。
この問題をきっかけに少し深堀りしてみたら、政権の周辺でありとあらゆる腐敗が起きていた。そしてその責任は、放置した自分にもあると感じている。
ちなみに、無名人である私が「政治的発言」を始めたのは、今年3月のことです。
個人的なきっかけは、日本のコロナ対応がぐだぐだな中で、①韓国の対応が光っていたこと、そして②森友問題のスクープがあったこと。
私は15年ぐらい前、韓国に住んでいたことがあるので、この間に韓国が驚くべき「成長」を遂げたのと対照的に、日本が「劣化」して見えたのです。
その日からはいろいろ勉強。そして分かりました。
自分のことが忙しい忙しいって、政治に関心を払わないでいた間に、政権による社会の私物化が完成しつつあったらしいと。
再び、「Choose Life Project」の説明文に戻ると、
「誰が、こんな世の中にしてしまったの?」と嘆く前に、まず“私”がその責任を取る。映像を通じて、この国の未来を考えます。
と書かれています。
過去が今を作ったように、今が未来を作っている。
放置しても責任、放置しなくても責任なのです。
そもそもTVや新聞とは、政権に不利な情報は流したがらないもの。だけどそれじゃいけない!と、立ち上がってくれた有志たち。
検察庁法案を見守る意味でも、未来への責任を取る意味でも、私はこの取り組みを全面的に応援します。