ゆかこの部屋

小さな幸せを集めて貯めるblog

Game Changer -2-

2人目のプレーヤーは「コミュニティナース」を運営する矢田明子さん。渡辺満里奈永作博美を混ぜたような、チャーミングな人だった。

community-nurse.com

コミュニティナースとは、地域社会の中(ガソリンスタンドとかカフェとかコワーキングスペースとか…)にいるナースのこと。

普通ナースというと、病気になってから病院で出会うものだけど、本来の役割を考えたら、病気にならないためにこそ、健康なときからそばにいるべき、という考えかただそう。

きっかけは10年前、矢田さん自身が父上を亡くされたこと。

問診では「こんな違和感ありませんでした?」とかあれこれ聞かれたけど、とき既に遅しだったと。もっと早く聞いて欲しかったと。

それを機に看護士免許を取り、本プロジェクトを立ち上げたというから凄い!

 

中で共感したのは、コミュニティナースの要件として、「専門性」だけでなく「関係性」を挙げられていたこと。

例えば病院に行くときって、具体的な症状がなければ相談しづらいじゃないですか。先生は忙しいから、「ちょっとしたこと」は相談しづらい。でも、自分が本当に気にしているのは、その「ちょっとしたこと」だったりするし、実はそれが病気の兆候だったりする。その垣根を取っ払うのが、専門性より、関係性なんだって。

私が今、キャリアカウンセラーを目指している中で、「相談を受ける」って、専門性だけじゃできない気がしていたので、通じるものが感じられて嬉しかった。

 

そして、通じるといえばもう1つ。

コミュニティナースの考えかたって、「相談×専門性」を軸にした職業であれば、全部に横展開できるような気がする。

例えば、コミュニティ×医師、コミュニティ×弁護士、コミュニティ×教師、コミュニティ×保育士、あ、もちろんコミュニティ×キャリアカウンセラーも。

要は専門性だけだと、その役割は専門機関(病院など)に閉じてしまう。けれど関係性さえ築けるなら、その役割は地域に世界にと広げることができるのだ。

自分の枠を広げるキーワードは関係性。。。これは日々の過ごしかたゆえ、専門性や資格の上に胡座かくわけにはいかないのね!