STAY HOMEなGW3日目(5/1)。
昼夜(ちゅうや)は順調に逆転して、今夜だけで実に4本もの映画を見てしまいました。
最後の1本が終わったのは、午前3時頃だったでしょうか。寝ようとしたら救急車のサイレンが聞こえ、更に4時半にも同じ音が聞こえました。
こんな夜中だというのに、働いている人がいるのです。
5月6日までとされていた「緊急事態宣言」は延長へ。
政府が一貫して「検査しない、隔離しない、経済的な補償もしない」のだから当たり前でしょうが、一方、自治体レベルでは、立ち上がる首長さんも増えているようです。
1.個人商店に、すぐに100万円
2.ひとり親家庭に、さらに5万円
3.生活にお困りの方に、さらに10万円
など、「国でしないなら市でしよう」とばかりに、痒いところに手の届く施策が次々と発表されています。
「○○市 コロナ対策」で検索すれば出てくるので、自分の自治体を調べてみるのも良いかもです。
さて、この流れで紹介するべきか少々迷いますが、本日も1本の映画を紹介します。
内容が重いゆえ、自分なんぞが扱うのは憚られる、という意味ですが、しかし私はこの作品を見て「働くべき立場にある人がちゃんと働かなければならない。国難とは、それほど克服し難いものだ」という感想を、強く抱いたのでした。
舞台は1987年のソウル。
独裁政権下にあった韓国では、全国で大学生を中心とする民主化運動(デモ)が起きていました。1987年のそれは、翌年にソウル五輪を控える中で、正に最後の民主化運動となったものです。
冒頭に描かれるのは、ある大学生の拷問死。しかしそれを実行した警察そして政府は、この事実を隠蔽します。
それに対するは、権力に怯むことなく隠蔽を固辞する検事と、身を挺して政治犯を助ける刑務所の職員。また取材に苦戦していた新聞記者も、真相を世に伝え、民衆の扇動を担います。
そして同年6月、韓国は晴れて民主国家となったのです。
一人ひとりの職業倫理が、汚れた世界を正していく。
………というテーマの作品ではないのですが(恐らく)、2020年の日本を生きる私には、そのようにしか見えませんでした。
今、日本の検察はどうか。刑務所…はよく分からないけど、新聞記者はどうか。
一部の首長と医療関係者、スーパーと宅配だけが、頑張っていれば良いのでしょうか。果たして政府は、専門家会議は。
かくいう私は、一介の派遣社員に過ぎません。今は家で映画見るぐらいしか能がないけど、近い将来もう少し、社会の役に立てる人になりたいものです。
お題「#おうち時間」