ゆかこの部屋

大きな1個の幸せではなく、身近な小さな幸せを100万個ぐらい集めています

選挙前に読みたい、和田静香さんの本

参議院選挙が始まった(7月10日投開票)。

20才で選挙権を得て以来、投票には「何となく」行っていたが、コロナ禍以降は少し変わって、暮らしと政治の関わりだとか、投票することの意味だとかが分かるようになってきた。

前回の投稿で「困っていることがあるなら、然るべき人に文句を言おう」というようなことを書いたが、投票とはまさにそういうことかもしれない。然るべき人=現状に責任を取ってくれそうな政治家を自分で考え、自分の意見を伝えること。その権利をみすみす放棄する理由はない。

tokyo100k.hatenablog.jp

そんな選挙を前に、ぜひ読みたい本がある。

時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。

タイトルが長い。長いけど、その分、内容も切実だ。

筆者はフリーライター和田静香さん。昔は音楽ライターで食べていたが、音楽業界が元気だったのなんて20年前のこと。50代・独身・女性・フリーランスの暮らしはみるみる貧しくなり、アルバイトで補おうにも「時給はいつも最低賃金」。そんなとき、ある政治家のドキュメンタリー映画を見て、「この暮らしって本当に私(だけ)のせいですか?」と詰め寄ったのがこの1冊。

文句を言う相手として、小川淳也氏(立憲民主党)を選んだのが何より幸いだったが、片や何だかんだエリートの国会議員と、片や生活苦のフリーライターとの対話は、あるときは氷河のように凍りつき、あるときは雪融けのように温かい。立場が異なることによる「伝わらなさ」を感じさせると共に、ひょっとしたら自分の抱える苦しみも、こんな風に融けることがあるのでは?という気にさせてくれる。

 

「時給はいつも~」が売れ、暮らし向きの良くなった和田さん。昨年10月の衆議院選挙では、恩人である小川さんの選挙区で、みっちりボランティアをしたそうで、その期間のことが、また1冊にまとめられた。

選挙活動、ビラ配りからやってみた。「香川1区」密着日記

選挙活動というと、威勢の良い演説だったり、候補者の名を連呼する選挙カーだったりのイメージがあるけど、小川さんの選挙はちょっと違っていて、市民側のさまざまな声を「聞く」シーンが目立ったとのこと。

「青空対話集会」と名付けられたその会は、日を追うごとに大きなうねりとなって、小川さんは最後、対抗馬であり、香川のメディア王でもある平井氏を大差で破った。現地で目の当たりにした和田さんは「これが民主主義だ」と書いている。

 

とはいえ、「日本は民主主義だ」って学校では習ったけど、実際の政治を見てみたら、偉そうなおっさんがふんぞり返ってるだけじゃないか。悪いことしたって罰も受けないし、未だに貴族院の時代かよ!

と言いたくなるのは分かる(私も言ってる)。

でもそれが嫌だったら、というか嫌だからこそ、文句を言うのが投票だろう。権利は行使するから権利なのだ。

 

そして、ちょっとだけ欲を言くなら、私も「民主主義」を体験してみたい。