40過ぎた頃から、世間で「当たり前」とされることの大切さが分かるようになった。
例えば「健康」。昔は、神社などで健康を祈願する人を理解できなかったが、今は分かる。健康は何より大切だ。
私は、自分で体験したことしか理解できない性質で、それゆえ普通の人ならしないような失敗をしてきた。親には長いこと心配された、が、その失敗から多くを学びもしたはず。
今から書くことは「普通」というか、世間では「当たり前」とされることかもしれないが、私が自分で決めて、失敗しながらも行動して得た、私の「行動規範」のようなものだ。
年を重ねるごとにきっと変わるので、今年の分を書き残しておきたい。
私の行動規範(2022年)
規則正しい暮らしをする。優先順位は、
①健康な身体を維持すること
②どんな自分をも受容すること
③快適な住まいを維持すること
④円満な人間関係を維持すること
⑤常に小さな挑戦をすること
気をつけなければいけないのは、忙しいとき、疲れたときなどに優先順位が狂うことだ。
例えば⑤をしているときに①を疎かにして②ができなくなり、④にまで影響するようなこと。具体的には、何か立派なことをしようとしているのに(⑤)体が疲れて動かない(②)。そんなときに自分を「怠け者!」と責めてしまい(③)、周りの人とまで険悪になるなど(④)、何もかも嫌になるパターン。
しかし、40過ぎて分かったのは、主たる幸せの発生源は①〜③だということ。④⑤も発生源だが、私にとってはコストも大きいのだ。
①〜③については優先順位を守り、④⑤に取り組むときは慎重に、疲れたときは休むなりハードルを落とすなりしながらでも、「継続できる」方法を選ぶ。
穴の空いたバケツに水を注いでも意味がないのだ。穴はきちんと塞いでこそ、幸せという水は貯まっていく。