妊娠35-36週(4/23-5/6)のふりかえり。
体重は妊娠前+9.2kg(◎)体調は10点満点中5点ぐらい。足のむくみがいよいよ酷く、昼でも夜でもパンみたいに膨れている。
体はすっかり重くなり、15分も歩けば、脚の付け根の関節や、子宮を支える靭帯が痛む。そんなこんなで、気づけば昼寝の毎日。フットワーク軽かった私はどこへ…。
今週は36週検診だった。
前回(34週)の検診で推定体重が2600gもあり、
「大きすぎる!」と騒いでいたが、今回は2700〜2800gとのこと。やや成長が鈍化したか*1。ただ、どう見てもエコーに不慣れな先生だったため(研修医?)、誤差の可能性もありそう。
ちなみに今回は、上京中の母が同伴してくれた。どうやら私が退院する際には迎えに来るつもりらしく、ちょうど良く病院へのアクセスや、入院する病棟などを案内できる形になった。
考えてみれば、「その日」はもう、1ヶ月以内に迫っているのだ。母や夫がどんな表情で迎えに来るのか、想像すると泣けて…は来ないが、とにかく安全に迎えたい。
この2週間でしたことは主に2つ。
1つは「赤ちゃんのいる暮らしのイメージトレーニング」だ。妊娠・出産・育児に関するエッセイ本を読んだり、3月に出産したMさん宅へ遊びに行ったり、逆に助産師さんが家に来たり。
エッセイ本というのは、伊藤比呂美さんの『良いおっぱい 悪いおっぱい』。
1985年に書かれた本で、自由な時代らしく(?)表現が直截的というか、引用するのはやや憚られるけれども、読んでいて「くすくす」が止まらない。産んだり育てたりすることへの不安がかなり軽減された。
Mさん宅では生後1ヶ月半の赤ちゃんに会う。
上の本にある通り、この時期の赤ちゃんは「飲んで、寝て、出す」だけ。それ以外は何もないけど、しかしこの子が、Mさんのお腹にいたんだとすると、そして私のお腹の中にも、こんな赤ちゃんがいるんだとすると、「(高齢出産である)自分の体にまだ、赤ちゃんを育て、産む能力があったなんて!」というMさんの台詞には大きく共感するところがあった。
そう、そうなのだ。
間もなく妊娠期間を終えようとする今、妊娠して一番面白かったのは、この体の変化を、ダイナミズムを感じられたこと。
TVでしか見たことのなかった「つわり」に始まり、信じられないぐらいお腹が大きくなったり、足腰の関節が外れそうになったり、今までになかったことが次々と起きた。赤ちゃんを育て産むために、実は予め設定されていたプログラムが、私の意識の覚え知らぬところでONになり、どんどんプロジェクトを進めていくのだ。
妊娠期間だから感じる「万能感」かもしれないけど、これだけ変化できるんだったら、これからの人生も何とかなる。そんな気すらしたのだった。
さて、この2週間でしたことのもう1つは、「近い、または遠い将来、赤ちゃんに贈りたいものの準備」。
写真は、お宮参りのときに着せたい「ドレスセット」。レシピ本通りには作れなかったけど(難しかった)、さまざまな妥協を経てこの形に。シンプルな中に少しの華やかさがあって◎◎◎
もう1つは、子どもが20才ぐらいになったら贈りたい、私の「自伝」。
これは家に遊びに来たMちゃんがくれたアイディアだが、せっかく高齢出産で、よそのママより長生きしているのだから、今までに学んだことを文章にまとめておこうと。
ほかにも、「連れて行きたいところ」リストとか「読んであげたい絵本」リストとか、暇に任せて計画を立てまくっている。高齢母には、試行錯誤なんかしてるヒマはないのだ。
*1:36週の標準体重は1927g~3086g