TBSラジオ『伊集院光とらじおと』に奥田民生が出演していた。6/17に新曲が出るので、プロモーションをしているらしい。
ふむふむ・・・・・・新曲・・・・・・ハクション大魔王の主題歌ですか!!!
55才になってもなお、「ななめ上」を行ってくれる人だ。
民生がラジオで喋るのを、恥ずかしながら初めて聞いた。
「芸能人はラジオに出る」という今更すぎる気づきを得て、次にしたのは「radikoで検索」。
すると、出てきた出てきた。TOKYO FM『Monthly Artist File』では、今月のパーソナリティを務めるらしい。
ぱ、パーソナリティ!「今月」ってことは、4回も聞けるんですか!
1回目の放送は、ソロデビューから25年の復習的な内容。オンエア曲は『イージュー★ライダー』『愛のために』『恋のかけら』『ありがとう』『さすらい』『マシマロ』からの『55』『サテスハクション』。
な、懐かしい。
民生を好きになったのは、まさに25年前だった。
夜中に『COUNT DOWN TV』を見ていたら、ユニコーンのボーカルだった奥田民生という人が『愛のために』を歌っていた。私は、弱い雷にでも打たれたようになった。
それからほそぼそファンを続け、今でも「好きな有名人」を聞かれれば答えるレベルには好きだが、ソロデビューから25年ですか。そりゃー私も40過ぎるわ。
私は民生の「頑張らない感じ」が好きだ。ほっとくと頑張りすぎる性質ゆえ、頑張らない人の姿を積極的に取り入れる必要がある、と自己分析している。
最近もまぁ何というか、コロナきっかけの危機感から頭でっかりになりすぎた。政治のこととか社会のこととか、考えることは大切だけど、自分が非力すぎて虚しくなる日もあった。こればっかりではメンタルに良くない。
と、そんなときに民生である。
「考えすぎ」の強制終了。
未来ばかり考えすぎず、現在の感覚も大切にする。「好き」という感覚を。
心が体内に、戻ってくるような感覚に陥る。「落ち着く」ということだろう。
そういうわけで最近は「情操教育」の波が来ていて、パステル画を描いたり、夏なのに編み物を再開したり、考えることから離れ、好きなものに触れる時間を、敢えて作ったりしている。
好きなものを好きだと自覚し直しているのだ。
もちろん社会の一員として、「考える」ことを放棄するつもりはないけど、「現在」をどう扱い、「未来」をどう扱うか。
目的は「幸せになること」なので、そのピントは、ちょうど良いところに合わせたい。