ゆかこの部屋

大きな1個の幸せではなく、身近な小さな幸せを100万個ぐらい集めています

『リトル・フォレスト』と四季の暮らし

最近、自然づいている私。

週に1回のホームシアターでは、『リトル・フォレスト』という映画を見てみた。

ストーリーは、都会で挫折した主人公が、束の間の休息を取るため田舎に帰るというもの。「束の間」のつもりが1年過ごしてしまうのだが、「そりゃ誰でもそうするよ!」というぐらい、映像から見える四季と田舎暮らしが素晴らしい。言葉で伝わる気がしなかったので、スクショまで撮ってしまった。

主人公は母親の影響もあり、日々食べるものはもちろん、お菓子やお酒(どぶろく)まで、自分で作ることができる。

で、それを人にふるまったりするうちに再生していくのだが、この、自分の食べるものを自分で作る、それが自分を癒やしてくれる、どんどん元気にしてくれるっていうのは、凄くよく分かる気がする。

というのも、私も2年半ほど前、職を失い命からがら(?)帰京した、ということがあったからだ。そのときとにかく取り組んだのは「自分の暮らしを整える」ということだった。

帰京前の私がいたのは、まさにこの映画に出てくるような田舎だった。

視界の中で一番広いのは田んぼ。次が空。春は水を張った田んぼに月明かりが映え、夏は青々と育った稲が、秋になると黄金に輝く。

自然は確かに素晴らしかった。けれど、ハードに働きすぎて「ちゃんと食べる」とか「ちゃんと寝る」とかいうことができなかったのだ。

なので、移住前の自分に伝えるとすれば、「自然豊かなだけでは不十分」。一番は、自分の食べるものを自分で作れる暮らし。豊かな自然があれば尚良。あとは一緒に食べてくれる人。

息を吹き返した主人公は、やがて自分の生きる道を見つけていく。

どの道を歩くかはそれぞれだけど、きっと、大切なことは何より、自分を自分で食べさせられる。元気にできる。だから自分は大丈夫。っていう地に足ついた実感なんだろうな。