ゆかこの部屋

小さな幸せを集めて貯めるblog

京都→東京

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京都駅八条口の22:00。

こんな時間にここにいるのは、夜行バスに乗るためだ。

明日は面接。東京で「正社員」として雇われる、今のところ最後のコマ。

たぶん落ちるので来週からは「派遣社員」に切り替える、つもりだったが、ここへ来て迷っている。

会社を辞める=篠山では働かない=東京に戻るという等式が、性急すぎる気がしてきたのだ。

 

理由はいくつかある。

⑴3社落ちた正社員の面接。負け惜しみかもしれないが、「この世界(激務で自炊どころじゃなさそう)に戻りたくない」と感じてしまったこと。

⑵一度離れた都会の暮らし。便利で刺激的で楽しいけれど、田舎で困らず暮らせてるのに、わざわざ戻る必要がないこと。

⑶辛うじて理由といえば、「親しい友人に会いたい」ぐらいのことはあるが、今のペース(隔月)でも充分な気がすること。

⑷篠山には、積極的に頼んでもいないのに、私の未来(?)を考えてくれる人がいること。

会社を辞めたい理由は収入と忠誠心の低さだけなので、それを阻害しない且つ現場を助けられる範囲で「副業」にするとか、考える余地はあるかと。

 

っていうか、あれこれ理屈で考えると、複雑化するだけで答えが出ない。

では感情だけが正しいかというと、それはそれで風向きぐらいアテにならない。

っていうのが、今日一番の本音。

確かな事実としてあるのは、今、高速バスに乗っていること。明日面接があること。それだけ。

 

幸い私には、数年間働かなくても食っていけるだけの蓄えはある。だから働かないってわけじゃないけど(会社は絶対辞める)、納得できる答えを探すぐらいの時間はあるのかもしれない。

取り敢えず(もう)玄米が食べたい。

 

追記:乗車中にまた腹立つことがあったため(どんな会社だ)、せっかく篠山寄りになった感情が、また白紙に戻りました。

過去の自分に学ぶ会_20191204

毎週木曜日は、過去の投稿を見直す日。

過去に得た学びを反芻することで、今に役立てようという企画です。

 

まずは2014年。

会社で楽しい取り組みをして、小さな表彰を受けたようです。

改めて読んでみて、うわー、私、こういう心(遊び心)、あったわー。

ちょうどリクルートライフスタイルからリクルートキャリアに転職した頃で、同じリクルートといっても、キャリアはエリート志向が強く真面目。私の目には「うわ、この会社、つまんねー!」って感じだったので、くだんの取り組みをした結果、盛り上がって表彰されたのだ。

しかし数年が経ち、今は自分でも書いているように、

真面目に働く人ほど、効率にとらわれ過ぎて、楽しむチャンスを逃している

感じに、なってしまっていた!!!

面白くなかったのは、会社でも仕事でもない。自分だったかー。

せせこましいこと考えず、もっと毎日を面白がろう。 

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2015年…は、投稿なし。

2016年は、まだダイエットしてます。早く玄米を食え。 

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続きまして2017年は、誰かにまた愚痴られたか、自分の「聞き上手」っぷりを分析しているようです。

そう、聞き上手は長所だった。だったのに、今年は見事に裏目に出たなー。

「聞いてあげれば、聞いてもらえる。」

ここはそういう世界じゃなかった。

聞いてあげても、聞いてもらえない。

どころか、聞いてあげれば、延々聞かされ続けるだけ。何でそんなに要求できる?

…長所が死ぬ世界からは、退散すると決めている。 

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最後は2018年。「働く喜び」について考えているようです。

自分でも書いてるように、ポイントはこれ。

自分にとっては大したことのない努力で、人からめっちゃ喜ばれる。これは楽しい。

2014年の投稿もそう。2017年の投稿もそう。私が頑張れる世界には、常に喜んでくれる人がいた。

今年もそれを期待したけど、喜ばれるどころか、もっともっとって、ボロ雑巾になるだけだった。この違いって、何なんだろう? 

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もやもやした感じになってしまったが、まとめると、

・仕事の中に「楽しい仕掛け」を導入したら喜ばれた

・人の話に頷き、共感を示したら喜ばれた

・ぬか漬けなど、自分にとって簡単なことでも喜ばれた

→喜ばれたとき、私はもっと頑張る気になる

↔︎逆に頑張っても「それは当たり前」のような態度をされれば、しばらくは頑張ったとしても、やがて燃え尽きてしまう

→喜びの表現って大切

 

欲しいものは、まず自分から。2020年は「わーい」を口癖にしようかな。

小説と私

風邪でも引いたか具合が悪く、最低限の仕事だけして、本屋へ。

最近、小説選びにハマっているのだ。

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写真は図書館

小説コーナーには当たり前だが、夥しい数の小説があり、その1冊1冊には、自分以外の人生が描かれている。

面白い本ばかりではないけど、少なくとも読んでいる間は、自分以外の人生が見られる。体はここにあるのに、旅をするような感覚だ。

今日は3冊購入して、1冊を読了した。山口百恵の本(小説じゃないけど)、めちゃくちゃ面白かった。

 

そうこうしている最中に、気になる面接の結果が来た。

受けた3社が、全部落ちた。

 

ショックはショックだったが、すぐに立ち直った。どれも激務っぽく、本を読む間もなくなりそうだったから。

 

今の私は、大きな夢より使命より、確かな幸せが欲しい。

「これさえあれば幸せだ」って、分かってるものだけを集めたい。

 

という意味で、本屋にさえ行けば、読んだことのない本が、味わえるだろう幸せが、私にはまだまだ、たくさんある。

断捨離の開始

断捨離を開始した。

転居を車でするためだ。

軽自動車の荷台は小さく、今ある荷物を1/3に減らさなければならない。

 

断捨離のセオリーに従って、まずは全ての荷物を分類。

寝具、衣服、雑貨、食器、想い出、書籍、文具などなど。

「おー1年ぶりに見たよ」ってものは、容赦なく捨てるしかなさそう。

家電とか、高そうなものは誰かにもらってもらわねば。

 

実録「40才の転職」其の一

昨夜は、一睡もできなかった。

コーヒーのせいかと思ったが、いやいや、そんなに繊細ではない。

月曜と火曜と水曜に受けた面接の、結果が気になっているのだ!!!

※これを書いているのは金曜

5年前の転職活動では3社受けて1社通ったから、今回だって1社ぐらいは…と期待していたがいたが、今日になっても連絡がない。

ちょうどそこに、また書類通過の連絡が来たので、今度はweb面接じゃなく、東京まで行くことにしました(webで落ちたら後悔すると判断)。

12月は実質3週しかないので、1週目までにメドが立たなきゃ、一旦派遣に切り替えなきゃだなー。むにゃむにゃ。

 

さて、今回は特別企画。

「40才の転職ってどうなの?」というそこのアナタに、今日までの戦績を紹介します。

まずは私のスぺック

・学歴…4大MARCH卒

・転職回数…5回ぐらい

・一番長く続いた職種…Rの営業アシスタント5年半

・特殊なスキルや資格…なし

・特徴…普段は大人しいほうだが10年に1回ぐらい突飛な行動をする(移住とか移住とか)

利用したのはエージェント

40才ともなるとエントリーしたい先が限られるので、転職メディアは眼中になし。転職エージェントか決まらなければ派遣(で働きながら探す)、と考えました。

早速連絡したのは、PエージェントとRエージェント。年齢的に不安な中、Pは「紹介できる求人ありません」だって。いきなりR一択となりました。

なんてったって、Rは求人数No.1ですからね!

そして面談へ

アドバイザー面談を受けたのは、確か10/1。感想は以下の通りですが、働く気力が湧きました。

さすがR!R万歳!

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エントリー後の打率

面談の後は、現職がばたばたしたため一旦放置。職務経歴書を書いて、エントリー開始したのは11/15だったか。

若い頃みたいにいろいろ興味ないので、「キャリアコンサルタント」とか「地方創生」とかで検索しながら、34件エントリー。

11/29現在、面接4、書類選考中7、NG23と、予想したより打率は良いかも。

ま、私の職務経歴狂ってるので、酔狂な人事さんなら「面接だけでもしてみるか」ってなるのだろうか。そんなにはヒマじゃないか。

書類落ちの理由

今回一番気になったのはココです。エージェントからもらったNG理由をカウントしてみると、

1)企業側の組織構成上、ポジションが合わなかったため(11)

これが11件で最多。「ポジションって何?」って感じですが、恐らく年齢のことでしょう。

2位以下は次の通り。

2)今までのご経験とスキルが企業側の求めるものと若干異なったため(7)

3)より条件に合致する候補者が他におられたため(4)

4)他の候補者の方の採用が進み、求人募集が終了したため(1)

実感値として5年前と比べ、年齢によるNGが増えています。これが世にいう「35才転職限界説」ってことね。

難航したのは

さて、年齢に次いで難航したのは「面接の日程調整」です。

関西の山奥に住みながら東京の会社を受けるわけですから、面接に行くにも往復3万かかります。熱意=3万円って、今の私には高すぎるー。

そして面接へ

月曜の面接は東京で直接、火曜と水曜はWebで受けました。

その感想としては、東京の皆さん優秀すぎ!!理路整然としすぎ!!そして、地域おこしに興味なさすぎ(笑)

1年の田舎暮らしで牙の抜けた私に、都会でまた暮らせるのか一抹の不安が過ぎりました。。。

 

→ここで冒頭に戻り、実録は次回に続きます。

過去の自分に学ぶ会_20191127

毎週水曜日は、過去の投稿を見直す日。

過去に得た学びを反芻することで、今に役立てようという企画です。

 

実は3日間面接続きで、自分のハチャメチャな職務経歴を喋らねばならなかったんですが、なんつーかもっと早く、自分の「芯」とか「軸」とかに目を向けるべきでした。という意味で、この企画は秀逸です(自画自賛)。

 

まずは2014年…は前回と同じなので割愛。

 

2015年は、うぉー懐かしい!ラジオ始めてる!!

このラジオは結局、7回ぐらい収録して辞めたんだけど、私は1つのことを「続ける」より「始める」ことが好きなんです。

今日の面接でも「(ある仕事を)辞めた理由」を聞かれて、「やりきった感があったから」って2回も答えてしまったけど、本当にそれに尽きる。

「続ける」だけが偉いわけじゃない。「始める」だって尊いはずだ。「辞めてはいけない」社会なら、その社会をこそ私は変えたい。ふむ、やはり転職エージェントか。※転職先を迷い中 

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続きまして2016年は、まだダイエットしてます。

私は「始める」のも好きだが「進捗管理」も好き。にもかかわらず、成果が出ないのは何故!?

それはPDCAのC→Aで挫折するから。

D→Cで成果が出ないとき、普通は効果のない方法を捨て効果のある方法を投入するものだけど、私は「捨てる」ができないから、忙しくだけなって挫折する。うぉーここまで分かってるのに! 

ダイエットに関しては、玄米が効くって教えてあげたい。

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続きまして、2017年は「人生フルーツ」。

この映画とても好き。見れるもんならもう1回見たい。なのに、DVD化してないんだよな。

「家は暮らしの宝石箱でなければならない」(中略)フルーツが実り熟すがごとく、ゆっくりゆったりと描かれている。1日1日、しんしんと積み重なる暮らし。

と自分でも書いているが、その幸せ感は最近読んだ「無銭優雅」も近いものがある。

幸せなんて、よっぽど目を向けて見なければ、平凡過ぎて見えないものなのかも。

それは「始める」刺激ではなく、「進捗管理」で測れる成果でもなく、PDCAにも飽きてきた頃に残る、燃えカスみたいなものなのかも。

残そうとしては残らないもの、それが幸せなのかも。

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続きまして2018年は、うぉーこれも懐かしい!母と行ったオーストラリア。

母の老いと私の忙しさとがあって、「万全な旅行」とはいえなかったけど、それはそれでこのタイミングで残せるものだった。

経済力のある母と行動力のある私には、互いに補い合える能力があって、それ故に実現できた旅行だった、というか。

「○○し合う」を「幸せ(し合わせ)」と呼んでいる最近の私にとって、これを今思い出せたことも、ちょっとした幸せであった。 

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というわけで、本日のまとめ。

・「始める」ことが好きだ(2015年)

・「進捗管理」も好きだが、PDCAのC→Aで忙しくなって挫折する(2016年)

・「幸せ」ってPDCAにも飽きた後に残るもんじゃね?(2017年)

・「○○し合う」の中に幸せがありそうだ(2018年)

前半2年と後半2年との間に、「成長志向」から「成熟志向」への移行を感じました。

こんな牙を抜かれた状態で、東京になんか戻れるのかしら…。

「無銭優雅」と「し合わせ」のこと

気がつけば、1週間ぶりの投稿。

暗い内容のまま放置してしまったが、私が暗かったわけじゃありません。東京行ったり面接行ったり、篠山の仕事もしながらバタバタしておりました。

 

転職活動については、近いうちに「実録」をまとめるとして、今日は恋愛小説について。

山田詠美の「無銭優雅」を読んだんです。これが良かった。

 

主人公は42才独身の「慈雨(じう)」と、同じく42才の男やもめ「栄」。

この2人が吉祥寺界隈の「マーシュ」というバーで出会い、恋人になってからの日常が描かれているのだが、若い主人公みたいに、ロマンチックなデートをするでもなければ、ドラマチックな別れと再会を果たすでもない。

ただただ吉祥寺界隈で、仲良くお茶目に、互いを甘やかし許し合っているだけなんだけど、そのぬるま湯のような中に幸せがあるって、分かってしまう私はもう40才なのであります。

 

ト書きは慈雨の一人称。非常にリラックスした文体ゆえ、共感するとこ、多し!!

中でも覚えているのは「(男に)社会的に守られたいわけじゃない」ってとこ。だから独身でいられるわけだが、「心」は守られたいんだよね。こんな私でも。

 

思うに、日常なんて何も起きない。というより、何かが起きる日常は、疲れる。

一番幸せなのは、何も起きない日常の、表面からはギリ見えないぐらいのところに、互いに想い合い、労わり合えるような人がいることだと思う。1円の得もないのに、それを互いに確かめ合えることだと思う。

強いだけが人間じゃないし、勝つだけが人生じゃないから。

 

別の本で読んだけど、「幸せ」の語源は「し合わせ」らしい。

許し合える人、想い合える人、労わり合える人、そういう人と歩める先に幸せが待ってるってこと、なのかな。

メモ

車で走っていたら急に、数ヶ月前のトラウマが、ひょっこり顔を出してきた。

震えた。

仲間だったはずの人から、メッタ刺しにされたこと(精神的に)。腕と脚がちぎれそうになったこと(精神的に)。

忘れない。忘れてはいけない。

自分の限界が、自分の現実だ。これを超えると、地獄が待ってる。

過去の自分に学ぶ会_20191120

毎週水曜日は、過去の投稿を見直す日。

過去に得た学びを反芻することで、今に役立てようという企画です。

 

まずは2014年。 

今年はまだ編んでないけど、「大きな夢より小さな現実を積み重ねるほうが楽しい」という傾向が始まり始めた頃。

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次は2015年。

「新しい物より古い物が好き」という傾向が始まり始めた頃。

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続いて2016年。

ほかと毛色が違うので割愛。

「厄介な上司・同僚に振り回されない仕事術」って本読んでるみたいだけど、治らないぞ。

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次は2017年。

人工的なものよりも自然的なものに対する興味が高まり始めた頃。 

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最後に2018年。 

これは………捨てたくないものを捨てようとした日、なんだな。

今見ても切ないけど、1年過ぎた今も結局それは残っている。

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大きな夢より小さな現実(2014年)。新しいものより古いもの(2015年)。人工より自然(2016年)。捨てようとしても残るものは残る(2018年)。

ということはまとめると、小さくても古くても自然に自分の中に残ってきたものを、改めて大切にしろってことかな。 

大きな夢なんかもともとないけど、きらきら輝いてる人に憧れたり目指したりするの一生辞めよう。私は私の現実を。

世界は、見えない糸でつながっている。

世界は、見えない糸でつながっている。

というのも、立て続けに不思議なことがあったのだ。

 

篠山で仲良くしてもらってるA子さん。今日は東京から友人が来た、ということでビールを買いに来てくれた。

挨拶なんかしながらも、「東京」という言葉に敏感に反応する私。「東京のどこからですか?」と聞いてみたら、おやっ?おやおやおやっ?

彼女の住んでいるシェアハウス、何と箱根山で出会ったKさんが住んでるシェアハウスではないか。

何たる偶然。世界は狭い。

 

不思議なことはもう1個。

昨日、Facebookで流れてきた投稿。それは箱根山で出会った別のKさん。最近、失業したという。

気になり詳細を読んでみると、ちょっと前の私と似ている、か、それよりちょっと酷い。

これは辛いだろうなぁ。今、共感できるのは私しかいまいっ!と連絡してみたら、KさんはKさんでこのブログを見て、ちょいちょい共感していたらしい。

 

このブログは見ての通り、自分(だけ)のために書いてるものだが、書いていればそんなこともあるのか。

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というわけで、立て続けに起きた不思議なこと。

世界は繋がっていないようで、見えない糸でつながっている。

見える糸にできるかどうかは、ほんのちょっとの行動次第。

そんなことを感じる2日間だった。