ゆかこの部屋

小さな幸せを集めて貯めるblog

ビール醸造家への道 -6-

修善寺にある『ベアード・ビール』に行ってきました。

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移住前に修善寺在住の友人と会うことになり、それならと、ここの工場見学に誘ってくれたのです。

こちとら「ビール醸造家になる!」とかいってる割に、ベアード・ビールが伊豆(地元)にあるってことすら知らなかったんだから、こういう情報は本当にありがたいです。

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工場見学は、土日祝日の1日3回。

まず現れたのは、原料となる麦袋、噂の25kg。想像はしていたが、確かに重い!なる早でアメフト部出身のスタッフ入れねば。

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次は麦芽を煮沸する装置。さすがベアードクラスともなると大きい!

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麦汁を発酵、熟成させるタンクは、人間が10人は入ろうかというサイズ。右下の人はこれを洗浄していると見られる。

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最後に樽詰め、瓶詰めの工程を見て、見学は終了。

私もこういう仕事をするのか…!と、イメージが湧いてまいりました。

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さて、この日はたまたまブライアン・ベアード社長によるトークイベントがありました。

社長曰く、クラフトビールに必要なのは、ビールへの愛情、製法へのこだわり、そして自然と共にあること。この3つを大切にしながら、味のバランスと個性を追求する。二律背反するようだが、そうでなければ、中途半端なビールしかできないらしい。

ビール醸造家の話を聞くのはこれで5人目だったけど、例にもれず格好良い!ロールモデルが全員素敵なんて、クラフトビール界は本当に凄い。

私も自分を磨こう!そのために体も鍛えよう!と、決意が一層改まりました。

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話は換わって、この日は友人の赤ちゃんがいたため、見学中の子守のために、熱海からわざわざ私の母を呼び寄せました。

我ながら図々しい頼みでしたが、赤ちゃんが金太郎並みにかわいい子で、母はすっかりお婆ちゃん気取り。

共に過ごしたのは束の間だったけど、今後も縁を繋いでくれそうなこの子に感謝しつつ、ほくほくと修善寺を後にしました。

2018年11月の読書

田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」|渡邉格

・「腐らない」という現象は、自然の摂理に反している。それなのに腐らずに増え続けるものがおカネ

・洋の東西を問わず、人類は「発酵」という作用の背後に、神様の存在を感じてきた

天然酵母でいろんな菌がいると、発酵の管理が難しい。人間でも、いろんな奴がいっぱいいるとまとめるの大変なように。それよりも、イースト菌みたいにみんな同じように働いてくれる方がまとめやすい

・技術革新は、決して労働者を豊かにしない。資本家が労働者を支配し、より多くの利潤を得るための手段である

・人がどんどん辞めていく劣悪な労働環境と、そこで働く職人たちの心もとない技術は、労働が単純化された結果生まれた兄弟のようなもの

・食と職の豊かさや喜びを守り、高めていくために、非効率であっても手間と人手をかけて丁寧に作り、「利潤」と決別すること。それが資本主義経済の矛盾を乗り越える道

・自然の力に任せるなら、空気中の菌が降りてくる「場」をつくって待つことが大切

・菌も素材も、外から借りてきたものではなく、地産のもの同士が絶妙の組み合わせ

・労働者が自分の生産手段を私的に所有していることが小経営の基礎

・小経営は、労働者の手の熟練や工夫の才や自由な個性が磨かれる学校

・自然栽培の生産者は、自然の力に逆らうことなく、自然の生産力を守り、自然を育みながら作物を育てる「生命の守り手」。これを買い叩くということは、生命を育む自然を自分の手で壊すにも等しい

・職人はサラリーマンではないから、暮らしが生き方、生き方が職業

・資本主義が生みだした食品は、ほとんどガラクタみたいなもの、人を安く働かせるためのエサみたいなもの

発酵文化人類学|小倉ヒラク

 

 ・発酵の道は生命工学と社会学の交差点

社会学=データを超えた仮説を生み出す想像力が要る

・ものごとが発酵している限りは、秩序は維持される。発酵が作り出す快楽は、人を腐らせることもある

・発酵を受け継いできたのは好奇心いっぱいの素人=器用人⇔専門家

・発酵の楽しみの本質はプロセス。目新しさはないが特別感がある。過程に関わることが楽しい

・制限こそがクリエイティビティの源泉

・コミュニケーションが「優しさ」と「気前のよさ」によって回れば、そこには平和と秩序が生まれる。「憎しみ」と「ずる賢さ」によって回れば、争いと混沌が生まれる。

・微生物にとってのゴミが人間にとっての宝物になる

・権力構造は、定期的に破壊しないと妬みや争いを生む

醸造家と消費者が互いにインスパイアしながら文化を作らなければ、疑いと価格競争しか生まれない

・限界を積極的に肯定し、事業規模を拡大させるのではなく、共感の輪を広げていく手法

・小さい規模だからこその全体性が、プロセスのひとつひとつに意味を与える

・共に文化を作るワクワク感

・未知の要素が排除されたものづくりは、クリエイションではなく単なるオペレーションで、創意工夫が生まれない

・新世代の醸造家は技術を司る職人であると同時に、価値をデザインする表現者である

 

人生には、別れより多くの出会いがある

2018年の流行語大賞は、

世間は狭い

に決定しました!個人的に。

 

今年は30代最後の年だ!ということで、行きたいところに行きまくりました。

それによって交友の輪が広まり、初めて会ったその人が実は私の旧友の旧友、ということが非常に多くありました。

初対面なのに、Facebook「共通の友達」が多いことも珍しくなく、30人を超える場合は大体元リクという、役に立たないセオリーも身につきました。

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ことほどさように、人と人とは繋がっている。

移住が決まって興奮が冷め、寂しさに襲われたことは既に書きましたが、ことほどさように、人と人とは繋がっているのです。 

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別れても、また出会える。

多くの出会いが旧友との再会を作ってくれ、旧友との再会がまた多くの出会いを作ってくれる。別れ、再会するもまた、出会いなのです。

このループに入ってしまえば、物理的な別れなんか、全く怖くなくなるもの。

人との出会いが道だとしたら、どんどん切り拓くしかないってことで。

別れを恐れるぐらいなら、もっと面白い人間になるべし。それが「また会う」目的になる!

会いたきゃ会いに行けば良い。死なない限り、あなたとは会える。

やっぱり「ぬか漬け」は最高だ

夏に始めた「ぬか漬け」。

飽きっぽい私らしく、9月後半からは早くも放置気味に。

10月は更にツアー三昧で、ぬか床は1ヶ月間冷蔵庫に入れっぱなしでした。 

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止めてみて分かったこと。

ぬか漬けは体に良い。

ここんとこ、ロクなもん食べてなかったけど、再開した途端、風邪は治るし(また引いたけど)、体重は安定するし。

ぬか漬けそのものの成分に加え、毎日混ぜて、次を漬けるというサイクルが、暮らしを整えてくれるようです。

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菌~。

発酵~~~。

私も発酵人材(=ビール職人)になる!わくわく。

自分らしさの表現で世に生かされるということ

1回も書いていませんでしたが、念願だった「GCDFキャリアカウンセラー養成講座」を受講しています(笑) 

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毎週土曜日、朝9:30~18:30までみっちり。ときに座学あり、ときに実習ありの全12回。

(ビール醸造家への)転職が決まった今、消化試合感満載ですが、普通に学べることも多い、というか社会人として学んだほうがいいことが多く、驚いています。

例えば、「キャリア」という言葉の意味を、

「働くこと」にまつわる自由時間、余暇、学習、家族との活動などを含んだ、個人の生涯にわたる生き方のプロセス

と置いていること。

キャリアにはUPもDOWNもなく、あるのはただ、その人その人の生き方であるというわけです。

また、カウンセリングの目標を

(相談者が)社会の中でその人なりに最高に機能できる、自発的で独立した人として自分の人生を歩むようになること

と置いていること。

目指すべきは人のとの比較ではなく、その人自身の「最高」だというわけです。

そして意外だったのは、カウンセリングのプロセスを、

関係性構築→問題の把握→目標の明確化→方策の検討→意思決定と行動化

と置いていること。

「関係性」って、成果が目に見えないから軽視されやすいけど、最近、これほど大切なことないなって感じることが本当に多いのです。

また、キャリアのプロを目指す以上、自分のキャリアも理解しなければならないため、この前は「VPI」なる診断を受けました。

これによると、人の強みはRIASECの6類型に分けられます。

R:現実的

I:研究的

A:芸術的

S:社会的

E:企業的

C:慣習的

私はASEが強く、社会的な課題を企業的且つ芸術的なアプローチで解決するタイプ、といったところ。

これに照らすと「ビール醸造家」としての私には、ビールというモノが作りたい(RやI)というより、土地の魅力をビールで表現することで(A)、それを囲むシーンや楽しむ人を増やし(S)、地域を盛り上げていきたいんだ(E)と、納得のいく解釈ができました。

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また、VPIは適職の提案もしてくれ、「家政学者」というものが。

実は移住の目的の1つは、「田舎で昔ながらの暮らしを楽しみたい」ということもあるので、おぉ!家政学者!みたいな。

とかいって、40近くになって尚、自分の「キャリア」にあれこれ夢を見ることができる。その意味でも受ける価値あったかも。

VPIはネットでもできます!

 

っていうか、タイトルに夢ありすぎやね。

「導き」って本当にあるのかもしれない

SNSでたまたま、ある音楽家のインタビューが流れてきた。

www.cinra.net

共感するところが多い。

と、調べてみたら、もうすぐ本が出るらしい。

吉本ばななの紹介文が刺さる。

私も移住して、こんな風になりたいから。

なんだこの文章!
これはほんとうに人間の生身の男の人が書いた文章なのか?
家や森や草や風が書いたんじゃないのか?
すごい人だ。
―――吉本ばなな

自分の強運が、怖くなったのはこの後だ。

この高木正勝さん、篠山の山奥に住んでるらしい!!

ぎゃー!!

www.youtube.com

この移住、本当に楽しみしかない。

ビール醸造家への道 -5-

クラフトビール界の重鎮「箕面ビール」の大下香緒里さんと、「腐る経済」の著者でもある「タルマーリー」の渡邉格(イタル)さんが、東京でイベントをするらしい!

ってことで、行ってきました。神田「風土はfoodから」。

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大下さんというと「女性 ビール醸造家」で検索すればすぐにヒットする方であり、イタルさんというと「発酵」にアンテナ立てている人であれば、まず聞いたことがあるだろう方。それぞれのビールも飲み放題ってことでー、会場は大混雑でありました。

私は「今度、醸造家になるんですけど…」って、醸造家の苦労や働き甲斐を質問。

回答は「麦が重い(25kg!!)」「8割は掃除」「結果が出るまでに2~3ヶ月(発酵期間)がかかる」「不味いものができたときは凹む」など。

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でしょう、でしょうねっ。心の準備しとこう!

逆に楽しみになったのは、「身体を使う」「五感を使う」「自分の作った味で人に喜ばれる」といった言葉。

基本、ビールを仕上げてくれるのは「酵母」なので、人間は身体や五感を使って、その介助をするわけだ。これこそ私が望んだ「自然と働く」であり、それで人に喜ばれるなんて、幸せなことじゃないかー!

これから修行したり、免許取ったり、味を考えたり、実際に作ったり、やること山ほどありそうだけど、情熱を注げそうです!!

また昨日は、もう微生物が出会わせたとしか考えられないような再会もあったり。やっぱり気になるところには足を運ぶに限る。

移住を決断するまでの経緯

「移住を決めた」と人にいったら、「えぇー!」の次に多かったのが、「何で決められたの?」という反応だった。

移住に憧れてはいる。が、期限があることでもないから、なかなか決断に至らないのだろう。

そこで今日は私がしてきたことの体系化も兼ねて、経緯のふりかえりをしてみたい。

始まりは1年半前

そもそものきっかけは、多くの人がそうであるように、「今の会社を辞めたい、違う暮らしがしたい」だった。まだ「移住」という文字はなかったが、とにかく「ここではないどこかへ」だけを夢見る毎日だった。

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まずは心技体を整える

紆余曲折あって、会社は辞めないことを決めた私。

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とにかく勉強と運動ばっかりしていた(らしい)。今考えれば「国が信用」じゃなくて「会社が信用」できなかったんだが。

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取り敢えず直感で動く

転職できないならせめてと、シェアハウスへの転居を決めたのもちょうどこの頃。今考えれば、動く前は勇気の要る決断でも、動いてしまえば大したことなかった。tokyo100k.hatenablog.jp

ちなみに、転居の日に書いたのはこれ。感覚的に書いたものだが、自分にとっての「晴れがましい気分」がしっかり言語化されている。

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修正しながら動き続ける

転居を機に始めたのが、畑と移住ツアーとナリワイ探しである。

始めたときは直感だったが、行動しまくるうちに「農的暮らし」「地域おこし」「なりわい」と、キーワードが集約されることになる。

集約されるために大切なのは、動いた後に「面白かった/面白くなかった」「それは何故?」ぐらいで良いので、言語化しておくこと。そうするとアンテナの精度が高まってくる。

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 ある日自分のコンセプトが降りてくる(はず)

その後、体調不良が発覚して、健康的な暮らしに意識が向き始める。

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そして淡路島への移住ツアーを機に、真理が分かり始めるのである。

「健康=自然」とか、

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「健康=食」とか、

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「健康=発酵」とか。

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一方、会社はこんなんだったから、辞めるよ、そりゃー辞めるでしょうよ。健康でも自然でも発酵でもないどころか、腐敗だ、腐敗!

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そして4月に入って、ワークショップをすることになった。「ないものねだりではなくあるものさがしを」という、(その頃提唱していた)テーマに反応する人が現れたのだ。

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結局、福祉色が強くなると自分には楽しめないことに気づいたが、

同じ頃、シェアハウスの立ち退き騒動が起きたことで、自分は「創発」のある場に身を置きたかったのだと分かる。

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最終的に、健康、自然、食、発酵、創発と、バラバラだったものが1つにまとまったのは、下北山村移住ツアーの帰り道だった。

私はこの「しぜんとはたらく」というキーワードをパソコンのログインPWにした(笑)

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更なる情報収集のためにSNSで公言してみる

更にその翌月、西粟倉村でのWSを通して、ビール醸造のアイディアが降りてきた。

健康、自然、食、発酵、創発と全てを満たしそうなテーマ。何より心が「しぜんとはたらく」から、自分としては強く納得。

そこでFacebookに公開したところ、今回の求人を教えてくれる人が現れたというわけだ。

最終的には移住候補地を並べて◯△×で比較検討。1位だったところに決めた。

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大切な心構え

経緯はこんなところだけど(最後が粗い?)、その間意識していたことは2つ。

①自分の方向性についてYESをいってくれる人と意識的に付き合うこと

もちろんNOをいう人を捨てろというのではない。心配してくれる人も大切だ。

但し重要なのは、自分の道を歩くのはあくまでも自分だということ。その人が代わりに歩いてくれるわけではない。

反対されようが賛成されようが、どっちみち自分で歩くんだから、向かい風より追い風を選べということ。心配してくれる人には、誠意ある説明をすれば良いのだ。

②素晴らしい感覚を得たら、それを言語化しておくこと

私の場合、せっかく田舎で素晴らしい感覚を得ても、都会で1週間も暮らせば忘れてしまう。だから、どんなに短い文章でも、意味が多少伝わらなくても忘れる前に言語化して、ブログには書くようにしてきた。

要は自分の中に、自分が残したいものを残すための「環境作り」だ。

小さな点でも見えるようにしておけば、似たような点と集めて面にできるし、後からこうして線にもできる。

経緯はともかく、心構えのほうは今日からできるので、迷う人はやってみてください。

2018年11月の行動計画

10月は、忙しかった…。

日帰りや帰省も含めれば、旅行5回。人間って、こんなに移動できるんだな。そういや武道館も行ったな。

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10月の目標はこんな↓だったが、 ③と④について驚くべき進歩があったのは既に書いた通り。

①9月は心身管理が疎かになったことを意識しつつ、②キャリアコンサルタントになる(資格勉強継続)、③自然栽培や発酵に関する探求を深める(クラフトビールはここ)、④創発を軸に人と関わる(シェアハウスと移住ツアーはここ)

予定通り移住できるよう、11月は①と②に集中せねば!(といいつつシドニーとかあるけどw) 

30代は残り169日。もう満腹かも…。

《心身の管理》

  • ジョギング
    └11/24└11/26
  • よもぎ蒸し
    └11/16
  • ホットヨガ
  • マッサージ
    └11/19
  • マクロビ食
    └11/4└11/6└11/9└11/13└11/24└11/27
  • 寝たいときは寝る
  • └11/4└11/6└11/8
  • 散髪

《キャリアコンサルタント

  • GCDFを受講する
    └11/3└11/7└11/10└11/17└11/24└11/28
  • Web学習
    └11/2└11/5└11/12└11/13
  • 過去問を解く
    └11/9

《発酵》

  • クラフトビール研究
    └11/6└11/11└11/19└11/24
  • 自由大学「僕らのビール学」
    └11/14└11/28
  • ぬか漬け
    └11/4└11/6└11/9└11/13

創発

  • 東京キチを愉しむ(新規求人含む)
    └11/5└11/25└11/27
  • Rを愉しむ
    └11/1└11/7└11/15└11/29└11/30
  • むらコト資料作成&受講
    └11/4└11/6└11/18
  • 本を読了する
    └11/9└11/26
  • 1日1回人の役に立つ
  • 和装
    └11/17
  • 郡上八幡
  • シドニー
    └11/19└11/20└11/21└11/22└11/23

《11月以降》

  • 子宮を治す@12/13に検査結果
  • 姫フォトを撮る@4月
  • 奈良麻を縫う
  • 目標額まで貯蓄@3月
  • 1日1回受容と共感
  • 1日1人深く感謝する

田舎の人になる覚悟|島根県津和野町

1泊2日で島根県津和野町/吉賀町に行ってきました。

島根県が主催する「Meets My Life」というプログラム。

実は1年前にも参加した私。今考えればこれきっかけで、本当に「移住」することになった私。

集大成となる今回の旅で、見聞きしたこと、感じたこととは?

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2日目は津和野町へ。

今も里山の風景が残る須川地区を見学して、こんにゃく作りにチャレンジ!

 

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材料を混ぜて丸めて茹でれば完成

昔ながらの暮らしを受け継ぐために、地元の皆さんが続けてきた不断の努力について聞く。

って書くと堅いけど、印象に残ったのは皆さんの関係性。「仲良く、楽しく」が難しい努力をも可能にしてきたって、その姿から伝わってきました。

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この景観を守るための草刈り、害獣駆除etc.

次は町に戻り、「厨ファミリア」へ。 

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名前の由来は、ガウディのように未完成でありたいから

ユースホステルだった建物を、津和野高校の生徒とリノベーションしたもので、その代表であり、津高の教育魅力化コーディネーターでもある中村さんの想いに感動。

生徒と関わる中で聞かれた「居場所が欲しい、基地が欲しい」って声を一緒に形にしたんだって。せ、先生~!!!←感動の表現 

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須川の長老・大庭さんの誕生日も祝う

最後は津和野の街歩き。

運良く「SLやまぐち号」が来たり、(個人的には)旧・祖母の家を見たり墓参したりも含め、懐かしい津和野を堪能しました。


SLやまぐち号

やっぱり、この町が亡くなったらイヤだ!!

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津和野といえば鯉

といいつつ、結局のところ私なんか、遠い東京で祈ってるだけなんだけど、今回のように現地で、町を残そうと本気で頑張っている人に会うと、その「覚悟」に対して尊敬すら覚えます。

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津和野町/吉賀町は、ただでさえ人口の少ない島根県の中で、最も不便な地域にあります。それでもここが好きだから、と暮らし続ける人は、必然的に町の存続を担うのであり、地域との共助を求められるのです。

自分のことさえ考えてれば暮らしていける都会と違って、自分と他者の想いを重ね、仲間になっていくこと。一緒に形にしていくこと。それには不断の努力が要るし、楽しいことばかりではないはず。

だけど、本当に大切なものがあるから、残したいものがあるから、それを受け容れる覚悟ができる。だからこそ、覚悟ある人の言葉は、強い。

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というわけで、1年に及んだ私の移住ツアー。

集大成となる今回は、「田舎の人」になるって覚悟が、少しだけ固まったような気がしました。

私の残したいものは…古き良き暮らしと、ビールのあるシーン…かな…。

まだ曖昧だけど、方向性は違ってないはず!!

再掲になりますが、移住の先輩がた、マネさせていただきます。 ぺこり。